皮膚科(保険診療)
皮膚科で扱う以下の疾患につきましては保険診療となります。
しっしん、皮膚炎、かぶれ
日常もっともよくみられる皮膚の症状です。多くはかゆみ、赤み、みずぶくれなどの症状が見られます。刺激物質ないしアレルゲンなどの外的因子によるものやアトピー素因などの内的因子によるものにわけられますが両者が複雑にからみ合い出現するものも多くあります。生活や職業習慣などで増悪因子となりうるものを可能な限りとりのぞき、適切な治療を行います。原因がよくわからないものも少なくありません。治療には外用剤、内服薬などを行います。
アトピー性皮膚炎
アトピー素因(アレルギー性のぜんそく、鼻炎、結膜炎、皮膚炎をおこしやすい体質)に基づき、慢性にしっしん、皮膚炎を繰り返す病気です。皮膚のバリア機能が低下しIgEを産生しやすい素因を持った状態を基礎としてさまざまな刺激因子が作用して皮膚症状が出現します。乳児期、小児期、成人期という年齢によって皮疹に特徴があります。最近の研究ではフィラグリンという皮膚の角化にかかわる因子の遺伝子の変異がバリア機能の低下にかかわっていることが報告されていますがまだよくわからない点も多いようです。当院では日本皮膚科学会ガイドラインに従い診断、治療を行っています。アトピー性皮膚炎は日常生活に支障を来さないよう上手にコントロールする疾患であると考えます。
治療には外用剤、内服薬、保湿剤によるスキンケア、場合によってはかゆみのコントロールにエキシマライト(VTRAC)照射などを行います。

じんましん
かゆみを伴う一時的な、限局した皮膚の紅斑(赤み)、膨疹(盛り上がり)をいいます。アレルギー性の場合、アレルギー性ではない場合があり、後者が圧倒的に多いようです。原因がわかれば原因となる因子を取り除きますが、原因不明のことも少なくありません。治療の基本は内服ですが場合によっては注射などの治療も併用します。6週間以上にわたって症状を繰り返す慢性じんましんでは長期にわたっての内服が必要となる場合が多く根気強い治療が必要です。
乾癬(かんせん)
原因不明の全身性炎症性角化症の一つです。皮膚が赤くなって盛り上がり表面に銀白色のふけのようなものができてぽろぽろとはがれ落ちる慢性の皮膚疾患です。ほとんどが皮膚に限局した症状ですが一部関節症状を伴うタイプもあります。
外用剤、内服薬、エキシマライト(VTRAC)などの併用治療を行いますが重症の場合、関節症状を伴う場合は免疫調整薬や注射薬などの治療の適応になります。その際は関連病院へ紹介いたします。慢性に経過するため根気強い治療が必要です。
白斑(しろなまず)
皮膚の色素(メラニン)を作るメラノサイトが減少、ないし消失するため皮膚の色がぬけて脱色素斑となります。メラニンやメラノサイトに対する自己免疫などが原因と考えられていますがよくわかっていません。外用剤や最近はエキシマライト(VTRAC)の著効する報告例があります。週に1-2回で数か月は照射する必要があるため治療には根気が必要です。
みずむし
みずむしとは表在性真菌症の一種でせまい意味では足白癬、足以外にできる場合もさします(たむし、いんきんなど)。真菌とはカビの仲間で皮膚の表面にカビのなかま(白癬菌)がすみついている状態です。適切に治療をすれば治る病気ですが、間違った治療方法だと何度も皮膚症状が再燃したり家族や周りの人にうつす可能性もあります。基本的には足の清潔保持と外用剤による治療ですが、爪白癬(つめみずむし)の場合や二次感染を起こしている場合などは内服薬での治療も併用します。
ほくろ、できもの
茶色から黒色の扁平もしくは少し盛り上がったりするできものです。生まれつきあるものや成長とともに出現するタイプもあります。ダーモスコープなどの器具を用いて拡大して観察することで診断がつくことが多いのですが場合によっては良性、悪性の診断がむずかしいこともあります。その場合は切除(手術)や皮膚生検(病変部を一部切り取る)などを行い診断をつけることが必要です。悪性の場合、悪性の疑いがある場合には近隣の治療設備が整った医療機関に紹介することもございます。
あざ
保険適応のある茶色いあざ(扁平母斑)や青いあざ(太田母斑、異所性蒙古斑)の治療はQスイッチ付きルビーレーザーにて保険診療での治療が可能です。赤いあざについては近隣の治療設備が整った医療機関に紹介することもございます。
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